弁護士のコメント
上記事案については、まず、強制わいせつ罪にあたるのか問題となりますが、強制わいせつ罪は、暴行・脅迫が必要であり、本件では、女性は嫌がったそぶりはなく、合意しているようにしかみえなかったという事情があったため、本番行為を行ってしまった事案であり、強制わいせつ罪における暴行・脅迫はないため、強制わいせつ罪は成立しません。
また、いったん示談しているため、撤回できないのかも問題となりえますが、本件では、風俗業者に運転免許証のコピーを取られ、数人に囲まれ、その場で示談書に署名指印をさせれた事案であり、強要されたと考えられるため、無効と主張し、風俗業者と交渉しました。
その結果、当初300万円で示談していましたが、金50万で示談することになり、弁護士が作成した正当な示談書に署名押印を行い、解決しました。
本件のように示談成立後であっても、再度交渉することが可能な場合があります。
風俗トラブルに巻き込まれた場合には、一度弁護士にご相談を!